2019年3月11日 / 法律ミニクイズ
法律ミニクイズ 3 後見人って誰が選ぶの?
今回は、成年後見制度からの出題です。
認知症などにより判断能力の低下した方を支援する人のことを、成年後見人・保佐人・補助人(以下成年後見人等)と言いますが、
その成年後見人等を誰にするかはだれが決めるでしょうか?
①本人
②家庭裁判所
③本人の親族
答えは、②の家庭裁判所です。
法定後見制度を利用しようとするときは、家庭裁判所に申立てをします。
その申立ての際に、本人や本人の親族の希望で、誰か成年後見人等になって欲しい人を候補者として挙げることはできます。
しかし、財産状況や親族関係などいろいろな事情を考慮して、成年後見人等を誰にするか最終的に決めるのは家庭裁判所です。
候補者として本人の親族を挙げている場合でも、まったく違う人(例えば、司法書士などの専門職後見人)を選任されることもあります。
いろいろなケースの後見業務の経験がある専門職に財産管理や身上監護の面を任せることができるので、親族のみなさまにはご本人様との時間をそういった業務以外のことに有効に使っていただけます。
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートに所属している専門職後見人であれば、後見業務について家庭裁判所によるチェックの他、このリーガルサポートによるチェックも受けますし、指定された研修もしっかり受けて日々自己研鑚していますので、安心して後見業務をお任せください。
当事務所の司法書士はリーガルサポート所属会員です。
お問い合わせなどありましたら、お気軽にご連絡ください。